活動についてのFAQ
Q:この研究会の活動は、何を目指しているのですか?
A:この研究会の活動は、「全ての人が、体の知識を当たり前に持つ社会」です。残念ながら、今の日本では自分の体について学ぶ機会が十分ではありません。自分の体について知らないまま毎日を過ごし、自分の体の機能を十分に活かせなかったり、必要になった時に、偏った健康医療情報を得て戸惑ってしまうこともあるかもしれません。私たちは、一人一人が主体的に自分の健康をコントロールしながら生活するためには、子どものころから、体の知識を当たり前に持てる社会の中で育つことが大切だと考えています。
Q:どうして、研究会の活動の対象は5,6歳児なのですか?
A:5,6歳という時期は、まだ「恥ずかしい」という気持ちが芽生える前だと言われています。そのため、体について学ぶ時も、構えず素直に学べる時期です。また、5,6歳児は、体のことについて、「どうしてだろう?」という質問をたくさん持っている時期でもあります。
そんな素直な時期に、これから長い人生を共に暮らす自分の体について興味を持って学ぶきっかけになればと思い、5,6歳児を対象に体を教える活動を行っています。
Q:具体的にどんな活動をしているのですか?
A:この研究会の活動には、2つの柱があります。
1.メンバーによるプログラムの実演
研究会のメンバーが幼稚園や保育園、地域の図書館に出かけていき、子どもが体を学ぶためのプログラムの実演をします。
2.教材の開発
子どもが体を学ぶための絵本やTシャツなどの教材を開発しています。
また、今後、ご自身の幼稚園や保育園、地域などで、子どもに体について教える「からだ先生」を育成する研修を行うことを計画しています。(現在プログラムを検討中です。情報は随時更新します。)
Q:この研究会は、誰が、どこで行っているのですか?
A:この研究会は、聖路加看護大学や他大学のメンバーが、聖路加看護大学を拠点にして活動しています。メンバーは、基礎看護、小児看護、看護教育、地域看護などの看護の教員のほか、小児科医や養護教諭なさまざまなバックグラウンドを持つ人が集まっています。
Q:5,6歳児が体について学ぶのは難しいのではないですか?
A:5,6歳児が体の知識を学ぶのは難しいと思われることもあるかもしれません。しかし、これまでの活動から、5,6歳児でも子供たちなりに体のことをよく理解してくれることが分かっています。子供たちの質問や、反応については、【こちらのページ】をぜひご覧ください。