体の中をみんなが学べる「からだTシャツ」

子どもから大人まで、外からは見えない体の中をイメージできるNPOからだフシギ発の教材「からだTシャツ」（実用新案登録3242569号）です。

Tシャツに布製の臓器模型を取り付けて、自分の体がどのようになっているか、リアルに感じることができます。

からだTシャツの表　※背面には骨格がプリントされています。

【特長】

・臓器の立体的な形や臓器と臓器の位置関係が、わかります。

・各臓器模型は、取り外すことができます。

・本品は、当NPO理事の小児科医白木和夫博士が監修しています。

・使い方と各臓器の説明を記載したハンドブック（全24P）がセットになっています。
・実用新案登録済の教材です。

【使い方】

使い方は基本的に自由です。以下を参考に「体を楽しく学べる」ように工夫してお使いください。

・5歳前後のお子さん向けには、本NPOで作製した絵本「わたしのからだ」や紙芝居「わたしのからだ」を使って体の話をした後に使うと効果的です。

・お子さんには、臓器を取り付けたTシャツを大人が着て全体像を見せ、それから臓器模型を一つずつ外し、各臓器をひとつずつ見せることを推奨します。

・お子さんが手に取って、臓器の形や大きさを実感できるようにするとよいでしょう。

・ハンドブックを読みながら、Tシャツ本体に臓器を取り付ける作業によって、体の中の作りを学ぶことができます。

主要臓器を身近に感じられるように工夫しました。

NPOからだフシギ理事小児科医白木和夫（聖路加国際大学／鳥取大学名誉教授）

　人の胸腹部にある主要臓器を身近に感じられるように、できるだけ本物の感じが出るよう形状、色合いを工夫してTシャツの表面にならべて取り付けたものです。図書館などで見かける人体模型と違って、奥行きは必ずしも実際と同じになっていませんが、身近にいる保育士、看護師のお姉さん、お兄さんがこれを身に着けて子どもたちに触ってもらったり、はずしてみたりすることで、各種臓器の配置や関係が自然に理解され、より身近に感じてもらえることでしょう。

　子どもは1、2歳を過ぎ自由に歩けるようになると、周囲の見聞きするものをどんどん覚え、身につけていき、その後の一生の基礎となる知識が築かれていきます。このTシャツによって身に着いたからだの知識がこれからの健康、疾病予防に役立つことを期待しています。

みんなが「自分の体の主人公」になるのを応援する教材です。

NPOからだフシギ理事長菱沼典子（聖路加国際大学名誉教授）

　私たちの体は、本当によくできています。知れば知るほど、すごいなあ、賢いなあと思います。体の中には隙間なく臓器が収まっていて、それぞれが働いて私たちは生きています。

　でも体の中は見ることができないので、病気になって初めて臓器を知ったと言う方も多いでしょう。「からだTシャツ」は、かわいいぬいぐるみの臓器を使って、見えない体を見せてくれる教材です。子どもたちは歓声を上げて飛びつきます。誰もが楽しみながら、正しい知識を身につけられます。みんなが「自分の体の主人公」になるのを応援する教材です。